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BLOG Vol.14

『PHOTO BOOK』



先週末は40℃を超える地点も散見されるほどの猛暑でしたが、皆さんはいかがお過ごしでしたでしょうか?


ディレクターは、次のプロジェクトに向けてパリ出張へ。

企画チームは、シーズン4となる2025SSコレクションのサンプルアップに向けて、そして私はシーズン3・2024AWの出荷、そしてシーズン4・2025SSの展示会に向けて準備に追われています。


市場では間もなくシーズン3・2024AWコレクションの販売開始を迎えるDOMELLEですが、実は今回、新たな取り組みとしてPHOTO BOOKを制作しました!




SNSが主流となった昨今、ほとんどの情報をスマートフォン1つで得られる時代になり、PHOTO BOOKのような、実際に手にとって見るような印刷物・紙媒体は、ほとんどと言っていいほど目にしなくなってしまいました。


私が普段、SNSの中に溢れ出てくる写真を見る時間は、1枚あたり精々0.3秒〜0.5秒くらいじゃないでしょうか。皆さんはいかがですか?しかも、洋服だけではなく、コスメ、料理、アクセサリーなど様々な写真が混在していますよね。まさに「情報」として眺めているに過ぎない気がします。


先日、ある有名なストリートフォトグラファーの回顧録として開催された写真展に行ってきたんですが、「やっぱり写真というのは、プリントされたものの方がいいなぁ」と改めて思いました。そもそも1枚の写真をじっくり見ながら、そこに写る被写体の質感や情景に想いを馳せるなんてしばらく忘れていたような気がします。


確かに、ネット経由で手軽に大量の画像を見ることができる、見ていただけるのはとても便利です。でも「プリント至上主義」とまでは申しませんが、やっぱりデジタル画像というのは、紙に印刷された写真の質感と比べてしまうとどうしても今ひとつ味気なさを覚えます。私だけでしょうか。


店舗を持たない卸業態の私たちは、皆さんとの接点をもつことがなかなかできません。

 

もっと広い世代にDOMELLEというブランドを知っていただくために、DOMELLEのファン(DOMELLER)を増やすために、もっと何かできることはないかと考えた結果、ブランドの世界観を表現するための新たな方法として、PHOTO BOOKを作ってみようと思い立ったわけです。

もちろん販売目的ではなく、あくまでも販促物としてですが。

手前味噌で大変恐縮ですが、やはり実際に印刷物を作ってみて思うのは、先ず、スマホで見るちっちゃなデジタル画像とは全く違い、写真の大きさから感じられる迫力が違います。

そして情景、ムードが紙の質感やインクの載せ方などと相まってより魅力的に感じます。個人的には、ページを捲るたびに香るインクの香りが大好きなんです。


このPHOTO BOOKの制作が決まってから、印刷屋さんと何度も話し合いの場を持ちました。


ディレクターの洋服への思いはもちろん、実際にビジュアルを撮影したフォトグラファーの「こう見せたい」という思いもしっかり汲みとりながら、紙の材質から文字のフォント、サイズ、写真のサイズやレイアウトすべてに徹底的に拘りました。

印刷屋さんのご担当者までノリノリだったのがとてもおかしかったです。

その結果、初刊とはいえ、なかなかブランドらしさが詰まった1冊になったかなと思います。

この1冊のPHOTO BOOKを通して、DOMELLEを知ってくださる方、感じてくださる方が少しでも増えてくれたらと思っています。


7月末に取引先に商品を出荷し、早くて8月上旬頃から、­2024AW商材が店頭に並ぶわけですが、このPHOTO BOOKもDOMELLEを取り扱う販売店舗で、皆さんのお目にかかれるかもしれません。

見つけた際には、是非お手にとって、パラパラっとではなく、じっくりと見ていただけたら嬉しいです。


また、既にご覧頂いた方もいらっしゃるかと思いますが、現在、本WEBサイトやInstagram(@domelle_lookbook)にて2024AWコレクションの全LOOKを公開しております。


こちらはデジタル画像にはなりますが、是非、チェックしてみてください。

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